にく

にく
I
にく【二九】
〔二と九を掛けて一八になるから〕
一八歳。 娘盛りの年頃。
二八
II
にく【肉】
(1)動物の, 皮膚におおわれ骨に付着する柔らかい部分。 一般に, 皮下組織と筋肉をいう。

「肩に~がつく」「頬(ホオ)の~がおちる」

(2)食用とするため切り取られた鳥・獣・魚介類の体の柔らかい部分。 魚介類を除いた, 鳥獣類の肉についていうことが多い。 しし。

「~を焼く」

(3)果実の皮と種子の間の部分。 果肉。

「このメロンは~が厚い」

(4)物の厚み。 厚さ。

「~の薄い鋳物」

(5)物事の骨組みや大筋につけ加わって, 厚みやふくらみとなる部分。
(6)霊に対して, 肉体。

「血わき~おどる」

(7)肉欲。 性欲。

「~の誘惑」

(8)印肉。
~が落・ちる
からだがやせる。

「頬(ホオ)の~・ちる」

~を切らせて骨を=切る(=断つ)
自分も相当の痛手を受けるが, 相手をそれ以上に痛めつける。 捨て身で戦う覚悟にいう語。

「皮を切らせて肉を切り, ~」

~を付・ける
骨組みや大筋ができているものに, さらに内容を付け加える。
III
にく【褥】
〔「にく」は呉音〕
(1)毛の敷物。 しとね。

「御~しきて, そのうへにゑんざ二まいしきて/御湯殿上(大永七)」

(2)〔その皮が敷物に適することから〕
カモシカの異名。 [節用集(文明本)]

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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